結婚式のスピーチ文例集

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祝辞 妻が他界している場合

出だし

○○君、○○さん、このたびは誠におめでとうございます。

ご両家におかれましても、素晴らしいご良縁とお喜び申し上げます。

本日は、私の様なものがかように高い席を与えられ、大変恐縮のいたしております。

一言お祝いの言葉を申し述べさせて頂きますが、どうぞお気遣いされる事なく、お座りに
なっておくつろぎ下さいませ。

(※1 来賓、2番目以降の主賓挨拶(あいさつ)の場合は「お座りになっておくつろぎ下さい。」
の所を、お座りになっての部分を省き「おくつろぎ下さい。」と言うようにします。
着席を促す言葉でなくなりますので、どんな時にも使える例になります。)

さて、ご新郎、ご新婦につきましては、先程ご媒酌人様から実に見事な紹介が
御座いましたので、私がでしゃばって申し上げる事は何も御座いません。

ひとえにお二人のお幸せを祈るばかりでございます。

ただ、わずかな人生の先輩として、一言だけ申し上げたい事があります。

テーマ

私事になってしまい、大変恐縮なのですが、実は私○年前に連れ合いを事故で
亡くしました。

(※2 本来、人が亡くなるという類の話はNGですが、身近な人が亡くなり、それについて真摯に話しをすれば心を打つ素晴らしいスピーチになります。)

おめでたい席でとお叱りを受けるかも知れませんし、確かにふさわしい話ではないかも
知れませんが、その時私は初めて妻の大切さ、存在の大きさがわかったような気が
いたします。

(※3 例え心を打つ内容でも、避けるべき内容をスピーチとして取り上げた事に対する
お詫びは忘れない様にして下さい。)

展開

長く一緒にいれば「居て当たり前」の様な関係になるのは仕方のない事でしょう。

ただ、夕飯時には夕飯が出て、寝床に行けば布団が敷いてある。
これは決して当たり前の事ではないと今は思うのです。

妻に先立たれてからというもの、当たり前の事に苦労する毎日が続き、ありがたさも
感じず、ただそれに甘えていた時の自分の愚かさを、ただただ痛切に感じざるを
得ません。
「未来あるお二人の前でこの様な話をするのはどうか」と、ためらいの気持ちは
ありました。

しかし、今スタートラインに立ったばかりのお二人の前だからこそ、こう考えて
欲しいのです。

「当たり前の事をしてもらうのは有難い事」だと。
お互いの思いやりは、意識していないと案外気づきにくいものです。

「ありがとう」という言葉を多く言い合い、いつまでも仲睦まじく、手を取り合って生きて
いって欲しいと思います。

夫が働き、給料を持ってくるのを妻は当たり前と思ってはいけません。

また、妻が家事をし、家庭を守る事を夫は当たり前だと思うべきではないのです。

1つでも2つでも多く言葉をかけ、思いやりのある表現をし続け合って下さい。

あとで悔やまない為にも、お互いの気持ちを察する努力を惜しまないで下さい。

結び

おめでたい席で、大変湿っぽい挨拶(あいさつ)になってしまい誠に申し訳御座いません。

お二人の未来が感謝と笑顔で溢れた幸せな人生である事をお祈りしつつ、心より
ご繁栄を願っております。

とりとめのない話ではありましたが、これにて祝辞に代えさせて頂きます。
ご清聴ありがとう御座いました。

ワンポイントアドバイス

こういったスピーチでは、ことわざや、名言の引用は逆効果です。

自分の身近に起こった出来事、そして自分の考え、感情を話すなら、どんな
素晴らしい名言よりも、話し手の言葉の方が心に残るものになります。


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