ホーム > 祝辞について > 祝辞 友人からのユニークな内容 1
新郎の○○さん、新婦の○○さん、本日は誠におめでとうございます。
今日はおめでたい席にご招待いただき、身に余る光栄でございます。
ご氏名に預かりましたので、僭越(せんえつ)ながらひと言ご挨拶(あいさつ)を
申し上げます。
大体披露宴のあいさつは紋切り型が例となっておりますが、私と新郎(新婦)の関係を
ご存知の方はもうおわかりかと思います。
堅苦しい挨拶(あいさつ)をする様な間柄ではありませんし、私ごときの柄では
ございません。
(※1 最初に厳粛なスピーチにはならない事を説明しておきましょう。
突然ユーモアを話されても列席者は唖然としてしまうかも知れません。)
それにお説教まがいの文句など言おうものなら、後で新郎(新婦)に何と言われるか
わかりません。
ですので、誠に無遠慮千万かとは存じますが、思いのまま新郎新婦のお耳に居れ、
お喜びの言葉と代えたいと思います。
新郎新婦は○年のご交際期間を経て、今日のよき日に晴れて夫婦となられた訳ですが、時間をかけじっくりと愛を育んできただけに、お二人のお喜びもさぞかし大きなもので
あろうとお察しいたします。
新婚生活は楽しいものです。
人生がバラ色に見える様で、何もかもがうまくいく様な気さえします。
ただ、誠に残念ながら、甘いバラ色の新婚生活も永遠に持続するものではございません。
かくゆう私も新婚生活を体験した身でございます。
その変わりようは、この目で見、この肌で感じてしっかり記憶しております。
新婚生活のバラ色は、時を重ねるごとに色を変え、やがてはタンポポに
なってしまうのです。
家庭生活の安定と共に、平凡な日々が続くようになり、その積み重ねが往々にして
かの有名な倦怠期を見事に作りあげます。
新婚時代を振り返り「あの頃はよかった」などと思う事もあるでしょう。
しかしながら、それが結婚生活というもの。
「愛情の熱が下がった」と思い込んでしまうべきではございません。
皆様、想像してみて下さい。
そこら中至る所にバラの花が咲いていては、心は休まらないと思いませんか?
一時であれば良いでしょう。
しかし1年365日を通して真っ赤なバラが見ているといささか目がチカチカして
まいります。
新婚生活は甘く情熱的であるバラであり、その後は平凡ですが、心落ち着き癒される
タンポポの花になると言う例えでございます。
学の無さを露呈するお粗末な例えになってしまいました事をお詫び致します。
ご懇意に甘え、長々と申し上げましたが、私の願いはいつまでも新郎新婦、相むつまじく、朗らかな生活を送って頂きたいというもの。
(※2 ユニークな内容でまとめると言っても、締めくくりはいたって真面目に、誠意が
伝わる様にするべきです。)
その事を心よりお祈り申し上げます。
ご清聴ありがとうございました。
ワンポイントアドバイス
ユニークなアドバイス、ユニークな例え話など、披露宴を和やかにする祝辞は
非常に好まれます。
ただ、品を失わない様に、言葉遣い、しぐさなどには注意を払って下さい。
「親しき仲にも礼儀あり」これを欠いてしまうと、どれだけユーモアのセンスが
あっても場の空気をしらけさせてしまいます。
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