ホーム > 祝辞について > 祝辞 友人からのユニークな内容 2
新郎の○○さん、新婦の○○さん、本日は誠におめでとうございます。
今日はおめでたい席にご招待いただき、身に余る光栄でございます。
ご氏名に預かりましたので、僭越ながらひと言ご挨拶(あいさつ)を申し上げます。
大体披露宴のあいさつは紋切り型が例となっておりますが、私と新郎(新婦)の関係を
ご存知の方はもうおわかりかと思います。
堅苦しい挨拶(あいさつ)をする様な間柄ではありませんし、私ごときの柄では
ございません。
それにお説教まがいの文句など言おうものなら、後で新郎(新婦)に何と言われるか
わかりません。
ですので、誠に無遠慮千万かとは存じますが、思いのまま新郎新婦のお耳に居れ、
お喜びの言葉と代えたいと思います。
新郎新婦は長い交際期間を経て、今日のよき日にゴールインなされたわけですが、
それだけにお二人のお喜びはさぞかしとお察しいたします。
晴れやかなお姿でお並びになっているご様子を拝見いたしますと、いかにも幸福感に
満ちあふれ、人生最高の日という感じがいたします。
誰でも新婚当初というものは浮足立つように楽しいもので、夫婦の熱度は平熱以上に
なることと存じます。
ただ残念なことに、蜜のように甘い新婚時代も永遠に持続するものではございません。
発熱状態も時の移るにしたがい、平熱の36度近い状態にたち帰ることになるわけです。
どんなに健康な人間でも、40度近い発熱が長く続いてはとてもたまったものでは
ございません。
平熱状態にたち帰るということは、お二人の愛情の熱がさがるということではなく、
平静で落ち着いた状態になるという意味です。
人生の中で新婚時代ほど楽しい時期はあるでしょうか?
どうか精一杯新婚時代を楽しみ、そして当然来るべき平熱時代に入っても相むつまじく、朗らかな生活をお送りになることをお祈り申し上げます。
どうかお幸せにお暮らし下さい。
お二人の将来に幸多かれと願い、またご両家のご繁栄を深くお祈り申し上げます。
ご懇意に馴れすぎまして、勝手な事を申し上げ失礼致しましたが、これをもちまして
祝辞とさせて頂きます。
ありがとうございました。
ワンポイントアドバイス
祝辞を行う側が既婚でも、新郎、新婦と年齢が近い場合、あまりアドバイス的な
内容になってしまうと良い印象を与えません。
ある程度のユーモアを含めた内容にする事で自然な形になります。
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